軽度歯周病の治療

診査・診断方法

歯周病の治療(軽度)の場合歯肉のみにとどまらず、歯を支えている骨まで炎症がある状態です。プロービングポケットデプス3mm以下、歯槽骨吸収度30%未満、プロービング時の出血あり(日本歯周病学会)

 

治療法

プラークコントロール

歯周病の原因である「歯垢(プラーク)」の増殖を抑えることに重点を置いた予防・治療法です。具体的に言うと、歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを正しく使用し、予防・治療することです。

スケーリング、ルートプレーニング

スケーリングとは、歯についた歯石を「スケーラー」と呼ばれる器具を用いて取ることを言います。歯周病の大きな原因はプラーク(歯垢)ですが、これは歯石の表面に付きやすい上、なかなか落ちません。そこで歯石を取ることでプラークが付きにくい状態にします。気を付けなければならないのは、歯石は歯磨きでは取る事が出来ない上、90パーセント以上の人にあるので、歯医者に掛かりましょう。
ルートプレーニングは、歯周病の進行に伴い歯周ポケットが深くなったため、スケーリングだけでは奥深くの歯石を取ることができない場合、奥深くの史跡や感染した歯質を専用の器具を使ってきれいにする治療法のことを言います。

 

治療の流れ

軽度の場合は歯肉の外に見えている部分のプラークコントロールだけで治療が可能です。
① TBI( Teeth Brushing Instruction歯磨き指導)
歯周病は、歯周病原菌が一定以上の量になると引き起こされる病気なので患者様自身による歯磨きが最も重要になります。
② 歯肉縁上歯石除去(スケーリング)
歯石とはプラークが石灰化し、歯の表面上に付着したものです。ざらざらしているため、プラークが停滞しやすくなります。
③ 再評価
治療後の再評価をします。