上顎の骨はインプラント治療をするにあたり、
しばしば骨の厚みが足りないことがあるのです。
そこで、骨の厚みをつければインプラント治療は可能になります。
その骨を作る治療に外科的侵襲がより少ないものとして、
Osteotome techniqueがあるのです。
ただし、残っている骨の量があまりにも少ないと、
生存率に影響が出るデータもあります。
Osteotome techniqueの基礎を報告したのが、
1992年のTatum先生(DCNA151-186)です。
その後、1994年にSummers先生(CCED)が,
6mmの骨があればOsteotome techniqueが可能と報告。
そして今や、2002年Winter先生(JOMI)は、3mmの骨で約二年の経過観察後、
91.4%の成功率を報告しています。
昨日の勉強会では、千葉開業の先生が、6mmの既存骨での
Osteotome techniqueをマイクロスコープを用いて、
ビデオによるプレゼンテーションをしてくれました。
また勉強しちゃいました。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也