志田歯科医院の勉強会にて、1986年(J Periodontol)Matia先生は,超音波スケーラーvs手用スケーラーのどちらがより効果的に歯石を取ることができるのか(歯石除去率)という、データ報告を発表しました。
スケーラーとは、歯石を除去する器具・機械のことで超音波スケーラー(機械を使用する方法)と手用スケーラー(器具を使用する方法)との比較でした。
Matia先生によると結果は、ほとんどどちらも同じような、歯石除去率という結果でした。
どちらの器具を使うかは、使い慣れた方法や経験や解剖学的形態の考察などから、使い分けしています。
歯医者さんに行って、歯石取りをお受けになる時、超音波スケーラー(機械を使用する方法)と手用スケーラー(器具を使用する方法)の併用により歯石を除去していくと思いますが、上記の理由で使い分けしていきますのでご安心下さい。
ただ、志田歯科医院では、歯石取りの前に患者さんにはお伝えしておくこととして2つ、①歯石取りの後、しみる感じが出る場合があること、②歯石取りの後、歯と歯の間に物が詰まりやすくなる場合があること、をお話してからクリーニングに入っています。