歯周炎と他の疾患との関係は、呼吸器・妊娠(低体重児)・糖尿病・骨粗しょう症・心疾患の5つが代表的に挙げられ、過去のブログでも低体重児等に関して記載しました。
歯周炎と心疾患も関係があると、報告している方々がいます。
Beck JD先生らは、1996年Ann Periodontolよりこれらについて発表しています。
すなわち、1147人の男性について調査しました。
骨吸収の高いつまり歯周炎により歯を支えている骨が解けている量の多いグループと歯周炎に罹患していないグループとで比較研究をしています。
すると、歯周炎に罹患しているグループはしていないグループより、心疾患に罹患する確立がある項目によっては3倍のリスクをもたらすと報告しています。(全体では、50%の増加を報告。)
やはり歯周炎は、口腔内存在しない方がよりよいというデータなのです。
川崎 志田会 志田歯科医院 志田哲也