歯を抜いて、抜いたと同時にインプラントを埋入する方法を
Immediate placement(抜歯窩即時埋入)といいます。
利点は、なんといっても治療期間の短縮です。
歯を抜いて4~8週間待つと歯茎が回復し、インプラントを埋入する時、
より困難性を回避することができます。
しかし、期間がかかってしまうのです。そこで、歯を抜いたと同時に
インプラントを埋入すれば少しでも治療期間を短縮できるのです。
もちろん、いくつかの条件はあります。
歯は骨に囲まれています。
歯を抜いた時の骨の欠損状態を抜歯窩と言います。
この抜歯窩があまりに大きいとImmediate placement(抜歯窩即時埋入)
をすることは困難になってきます。
1989年Lazzara先生は、PRDよりこのImmediate placement(抜歯窩即時埋入)+GBRというデータを出しました。
それ以来Immediate placement(抜歯窩即時埋入)のデータ論文が、
多く報告されるようになっていきました。
インプラントと骨がつくまでに時間がかかるために、時間短縮の工夫も常に考えながら進める必要があるのです。
川崎 志田会 志田歯科医院 志田哲也