虫歯が、歯茎の下まで入り込んだ場合の虫歯の治療計画は、
困難になると昨日申し上げました。
では歯茎に埋もれてしまった歯を、抜かないで残すとしたら、
どのような治療計画があるのでしょうか?
歯茎に埋もれてしまった歯は、そそままの状態で治療をすると
歯質をつかめず、取れやすい状態でかぶせることになります。
そこでより長く持たせる方法は、埋もれてしまった歯を
歯茎の上に出してあげる必要が出てきます。
このことにより、かぶせ物は歯質をつかんで物理的に
長持ちできる状態でかぶせることになるのです。
歯茎に埋もれてしまった歯を歯茎の上に出す方法は3つあります。
①、外科的挺出:歯茎を調整して歯を出す方法。
②、再 植:一度歯を抜いて、歯茎の上に歯を出し、戻す方法。
③、矯正的挺出:装置を使い、弱い力で歯を引き上げる方法。
それぞれに特徴があります。またできるできないの条件もあります。
その症例症例によって違うのですが、
虫歯が、歯茎の下まで入り込んだ場合に、
抜かないで残していくのに以上の方法があるのです。
川崎 志田会 志田歯科医院 志田哲也