インプラントのかみ合わせの高さについての研究が、
現在多くの方々がされています。
かみあわせを高くしすぎてしまうと、インプラント周囲の骨が解けてしまい、
せっかく治療したインプラントを失ってしまうことになります。
その研究の先駆者にIsidor先生がいます。
1996年COIRより、インプラントのかみあわせを高くして
経過を見た論文(データ)を出しました。
Isidor先生によると汚れによって炎症がない場合でも、咬合(かみ合わせ)が
高くなりすぎるとインプラントの周りの骨が溶けてしまう
という報告をしたのです。
この後、Isidor先生につづきいろいろな先生が、実験形態を変えて
インプラントと咬合についてのデータを報告するようになりました。
われわれが、患者さんにリーコール・メインテナンスで来院してもらう時の
インプラント検査は、インプラント周囲の炎症だけを見るのではなく、
かみ合わせの検査もして
より長くインプラントが持つように対応しているのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会 志田哲也