Periodontal Medicineは、以前にも記載させていただきました。
これは、全身の健康状態が歯周組織の健康や歯周病の進行に
影響を及ぼすだけでなく、言い換えれば歯周組織の健康や歯周病が
全身に影響をもたらすことが多く、相互関係を研究する分野です。
以前では、歯周炎と呼吸器・肺疾患、妊娠の関係に関して記載しました。
今日は、糖尿病と歯周病の関係です。
Grossi先生たちは、1996年JPより次のことを報告しています。
すなわち歯周治療を行った患者は短期間に糖化ヘモグロビン値を減少させ、
糖尿病の病状を良化させてと述べています。
歯周炎の治療をすることにより、糖尿病の数値に改善が見られる可能性がある
明るい展望のあるデータといえるのではないでしょうか。
川崎 インプラント 日本歯周病学会指導医 志田哲也