虫歯・歯周病治療に限らず、歯科治療では
麻酔をして痛くないように進めていくことが多いのです。
ただし、上の歯(上顎)と下の歯(下顎)は、解剖学的に骨の密度が違っています。
一般的に上顎の方が粗で、下顎の方が密になっています。
すなわち上顎の方が、下顎より麻酔が浸透しやすく、効きやすいのです。
したがって、下顎のほうが麻酔の量、及び刺すところが多くなりがちです。
また下顎の方が、効きにくいことがあるのです。
何回も麻酔をする場合があるのですが、解剖学的な理由からです。
他に効きにくいというと、
急性炎症などの時も麻酔が聞きにくいときがあるのです。
急性症状のときは、酸性になっているため
麻酔はアルカリ下で解離(効きやすくなるため)しやすいため、
急性炎症の時は効きにくいのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会指導医 志田哲也