歯の構造について以前お話しましたように、
表面からエナメル質⇒象牙質⇒神経の部屋と3層構造になっています。
虫歯が進行して、神経の部屋まで虫歯菌が入り込むと、
神経の部屋の掃除が必要になる場合がほとんどです。
時に歯の中を掃除(根管治療)をして被せないままでいると、
その歯の影響はどのようなものなのかを調べた先生がいます。
2006年Yucel AC先生らは、O R Endodより次のことを報告しています。
すなわち、数ヶ月の間で被せ物をしないと骨の中での炎症が、
起こる確率が高まる可能性が出るということを述べています。
歯の中の掃除(根管治療)をしっぱなしで、被せ物をしないと
より歯科治療が長引き時間も費用もかかる結果になりかねません。
歯科治療を是非最後まで、お受けになることをお勧めいたします。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也