骨の幅と高さがCTでわかり、インプラントのサイズを決めて治療を開始します。
しかし、CTどおりに骨があったりなかったり、
CT撮影から時間が経過し過ぎた場合
など予想外のことの直面することもあります。
したがって、1ヶ所のインプラントにサイズの違う数本のインプラントを
あらかじめ用意し、より精度の高い治療を行う努力をするのです。
CTは、インプラント治療の診査に欠かせないものの1つです。
志田歯科医院では、必ずインプラント治療前は
CTを撮影していただき治療を行っています。
すなわち、骨の幅・高さを調べるだけでなく、骨密度が推測できます。
骨が粗(密度が薄い)の場合控えめに、
骨をより慎重に扱いインプラントをすすめ、
1段階大きなインプラントを使用し、対応していくのです。
したがって、CTを読影し予測できる技術と手術時の
判断できる経験力も必要とする時もあります。
前々回・前回と骨の幅と高さについてご紹介しました。
しかし、インプラント治療は、それだけでなく骨密度も
治療に左右されれる時もあるので、骨密度の予測も必要になってきます。
参考までに1985年Lekholm先生たちは、骨の密度を4段階に分けています。
硬い・少し硬い・少しやわらかい・柔らかい。
(しかし、はっきりした基準がなく、術者の経験値に頼っているのが現状になっています。)
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也