奥歯(大臼歯)は、歯の根の部分が分かれている場合が多いのです。
この分かれている部分を分岐部とよび、炎症により起こったものを分岐部病変と呼びます。
少し昔のデータにはなりますが、
1978年JPよりHirchfeld & Wasserman先生らは、
歯周炎に罹患した患者さんの歯の抜けて理由に関して調べています。
これによると、600人を対象として、平均22年の経過観察期間で、
歯周炎での歯を失う多くが、分岐部病変だと報告しています。
奥歯のブラッシング、特に皆さん頑張ってみてください。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医 /専門医 志田哲也